熊野古道を歩く
《大雲取越・小雲取越》
その 2
地蔵茶屋から石倉峠を経て、急坂を登り越前峠へ。標高が870メートル。大雲取越一番の難所と言われているところです。峠には石碑や看板、標柱などが建っています。
越前峠からは、まわりがうっそうとした杉木立に囲まれ、急な下り坂がどこまでも続きます。
ながいながい下りの道もようやく終わって、もうしばらくで小口です。小口まであと15分というところに、梵字が刻まれた大きな石があります。円座(わろうだ)石といって、むかし神様がこの大石の上の円形の敷物に座って談笑していたそうです。ここまでくれば、大雲取越の道はもうすぐ終わりです。
午前10時に青岸渡寺を出発してから6時間半かかって小口に着きました。きょうは小口自然の家に泊って、ゆっくり休みます。
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