熊野古道を歩く
《大雲取越・小雲取越》
その 1
これから大雲取越に出発します。青岸渡寺の裏手にある石段の登り口で、記念撮影を
しました。いつも参拝客でにぎわう境内ですが、この階段を上る人は多くありません。
延々と続く石の階段を登り詰めると、「那智高原公園」の横の
アスファルトの道に出ます。その道を右手に折れて公園の敷地を左に見ながら、登りの道を道なりに
歩いていくと、那智の山並みが見渡せる大きな空き地に着きます。
片隅にあるトイレ付きの休憩所の右に「熊野道」と書いた石の標柱があって
(写真では電柱の下にその標柱があります)そこから古道は起伏の多い山道にはいります。
青岸渡寺からここまでおよそ30分あまり。この休憩所から地蔵茶屋までトイレはありません。
見え隠れする林道を右下に見ながら、上り下りの続く山道を歩きます。そして杉の木に囲まれた昼なお暗い上りの道をさらに歩きます。歩き続けること1時間半ちかく。舟見峠の展望台に到着。展望台からの眺めは素晴らしく、勝浦温泉のホテルのある半島やその右手には太地町が海を挟んで望めます。
展望台から少し離れたところにある標高868メートルの舟見峠を過ぎて、
岩のごつごつした道を歩いたり林道を横切ったりしながら、最後は林道をしばらく歩いて1時間あまりで
地蔵茶屋へ。お堂の中には32体の地蔵がまつられています。(もとは33体あったが、1体は行方不明)
地蔵茶屋から小口まで、近くに自動車の
通れる道がありません。捻挫やケガのないように気をつけましょう。
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