熊野古道を歩く
《大雲取越・小雲取越》
その 4
谷口の林道と交差するあたりが小雲取越の中間地点で、林道を横切ってからしばらく登りの道が続きます。
曲がりくねった道を歩くうちに、幾重にも続く山並みが見渡せるがけの上に出ます。「百間ぐら」です。はるかに本宮町の集落も見とおせます。
尾根伝いの道をそれまでと比べるとゆるやかな上り下りを繰り返しながらしばらく歩くと、
立派な石垣がまだ残っている松畑茶屋跡に着きます。丸太を組んでつくったベンチが置いてありました。
松畑茶屋から1時間あまり、右手方向にゆったりと流れる熊野川が見えて、まもなく請川の集落も目の前に現われます。小和瀬の橋から4時間。小雲取越の終着点はもうすぐです。
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