森の便り

≪2001年12月≫


舟見峠展望台からの写真

12月11日
 
 11月の末、久しぶりに小口から那智まで「大雲取越」を歩いた。雨上がりでよく晴れた気持ちのよい日で、楽しみのひとつは舟見峠に行くことだった。
 今年の5月、和歌山県の木村知事が大雲取越えをしたとき、案内役を務めた熊野川町在住の語り部H さんが舟見峠で(今は木が茂って見えないが)「昔はここから大島が見えたんですよ」と知事に話をしたという。話を聞いた知事は早速しかるべき部署に指示して、7月には間伐と枝打ちが実現。舟見峠からの眺望は抜群に良くなった。それを確かめたかったのだ。
 眺望の良くなったところは2ヶ所あって、「舟見峠」からは確かに大島が見えた。
 そこから少し那智寄りの「舟見峠の展望台」からは海を見渡すのにさえぎる物がなくなり、広々とした眺めを楽しめた。この日は全体にもやがかかって水平線が見えなかったが、那智の海は眼の下に広がっていた。(写真はその時のもの)


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