大雲取越、小雲取越を歩くみなさんへ
●小口での宿泊
 大雲取越、小雲取越を続けて歩く場合、それぞれ1日ずつ、合計2日間かけて歩き通すのが一般的です。
 那智から本宮(または本宮から那智)まで、大雲取越、小雲取越を1日で踏破するとしたら、健脚の人でも10時間以上はかかるハードコースで、歩くのは修験道の行者を始めとする脚力と体力のある人です。
 そこで、宿泊施設のある熊野川町小口で一泊することになりますが、小口の宿泊施設には「小口自然の家」と民宿「百福(ももふく)」があります。

●「小口自然の家」を利用する場合は
 小口自然の家は年末年始を除き、原則として1年中営業しています。ただし宿泊客のない日には昼間のみの受付となります。予約や問い合わせの電話は9時〜17時ころかけるとよいでしょう。(受付の人がいないときは留守番電話になっています)
 2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界遺産に登録されて以来、その一部である熊野古道(大雲取越、小雲取越を含む)を歩く人も増え、小口自然の家の宿泊客も次第に増えて、満室になることが多くなりました。古道を歩くために小口に泊まりたいという方は、日程を早めに決めて、できるだけ早く予約をしたほうがいいようです。
 宿泊予約は電話、またはFAXとなります。(どちらも0735-45-2434
 小口自然の家に当日予約なしで行っても宿泊できない確率は高いので、かならず予約をしましょう。(満室の日や臨時の休みの日がある)

●民宿「百福」については
 場所は小口の集落内、大雲取越登り口近くの大変わかりやすいところにあります。
 こちらも電話予約が必要です。部屋数が少なく、多人数は泊まれません。
 なお、年末年始とお盆は休業します。
 電話0735-45-2016

●「小口自然の家」も「百福」も泊まれないときは

 小口から国道168号線に向かって県道を東北方向に8kmほど行ったところに「熊野川温泉さつき」があります。部屋があいていれば泊まれます。ここも部屋数は少ないので、観光シーズンの宿泊は無理かもしれません。

●「さつき」も泊まれないときは
 熊野交通のバスが小口から出ていますので、バスで新宮か本宮に行って泊まるしかありません。バスの時間は熊野交通のホームページを参照してください。小口方面往復のバスは平日と土日祝日の運行時刻が違うので、注意が必要です。

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